職務経歴
株式会社タカラトミー
- 事業内容玩具・雑貨・カードゲーム・乳幼児関連商品等の企画、製造および販売
- 従業員数連結2665人 単体509人(2019年3月31日現在)
- 資本金 34億5953万円
- 売上規模連結1648億円(2019年度)
- 在籍期間1989年4月~2020年3月(31年間)
職務要約
1989年4月、現在の東証1部上場企業「㈱タカラトミー」に入社し、その1社のみに31年間勤務。営業職からスタートし、総合職~係長職時代は、問屋営業、チェーン法人営業、百貨店販促、地方営業所、営業企画を経験。
九州営業所時代は売上の85%を任され、日々の営業レポートでは地方営業の見本として複数回表彰された。課長職時代は、店頭マーケティングの責任者という立場で、ポケモン等のキャラクター売場の提案企画を作成し、群による売場獲得を成功させた。
また、店頭販促の延長で集客イベントを任され、それまでなかったイベントによる収益事業を立ち上げることに成功。「トミカ博」「プラレール博」という集客イベントを企画し、年間で100万人集める巨大イベントに成長させた。
部長職時代は、WEBマーケティングとEC事業を任され、メーカーにおいて自社EC事業を立ち上げ、イベント事業と同じく、それまでなかったBtoC売上を7年間で25倍の〇〇億円まで拡大させた。(2020年3月に退職)
ビジネススキル
- ● 定款を変えるような新規事業の立ち上げと成長・拡大(新しいことへのチャレンジと粘り強い継続)
- ● 社内部門間の協力体制の構築(30代前半に労働組合の委員長を経験するなど、人脈の広さを活用)
- ● 外部ネットワークを活用するプロジェクト推進力(実は社内より社外の方がお付き合い上手)
- ● エンターテイメント企画力とイベント運営ノウハウ(小規模な物販イベント~大規模なイベント運営まで)
- ● 事業計画のPL作成と部門方針の策定(晩年、経営に提出する無駄な資料作成が多かったが作成自体は得意)
- ● 危機管理に対する準備と対応経験(イベント時の危機管理、EC事業のセキュリティ管理など)
これまでに経験した職種
- ● 営業(問屋営業、チェーン法人本部営業、百貨店販促、営業企画)10年
- ● マーケティング(店頭マーケティング、フィールドマーケティング)4年
- ● エンタテイメント・イベント(自社主催収益イベント、他社主催集客イベント)12年
- ● 商品企画開発(WEBオリジナル商品)2年
- ● WEBマーケティング(ホームページ、Twitter、Facebook、YouTube)3年
- ● EC事業(自社EC運営)7年
※期間については、似通った職種が同時進行しているため重複あり
職務経歴詳細
以下の通り
1.EC事業・WEBマーケティング
- 在任期間2012年10月~2020年3月(7年)
- 最終部門営業本部 営業開発室 WEB部
- 最終役職部長職
- 主な業務以下のとおり
<2012年~2020年>
- ● 中長期ネット流通戦略の策定と推進
- ● 自社EC事業計画(店舗PL含む)の策定と推進
- ● 自社EC売上計画と進捗管理
- ● 事業部連動企画の交渉と自社EC活用提案
- ● 自社EC専用商品の企画・提案と推進
- ● 自社EC売上分析および集客分析
- ● 自社EC新機能のアプローチと経営承認申請
- ● CRM(アプリ中心)運用管理
- ● 物流・コールセンターアウトソーシング管理
- ● 部門マネジメント
- ● 危機管理対策と対応(情報漏洩、不正購入、転売ヤー対策ほか)
- ● メーカーEC会(有名メーカーEC担当者との情報交換の場)事務局運営
<2012年~2016年>
- ● WEBマーケティング全般
- ● HPの運用管理
- ● SNSの運用管理
- ● YouTubeの企画・運用管理
- ● 自社EC専用商品企画開発
成 果(1)
販社が活用していたEC事業を自社EC事業として立ち上げ、店舗名の改名と、システムベンダーのリプレイスを実施し、売上200%伸長を3年間継続。退職の年までの7年間で売上を25倍まで伸ばすことができた。それまで無かった自社ECの仕組みとノウハウを会社に残した。
<具体的な効果を示した施策>
- ▶ システムのリプレイスとサイト改名により業務と集客改善
- ▶ 二度に渡るフロントのリニュアルにより、UI・UXの改善
- ▶ 物流・コールセンターのアウトソーシング
- ▶ EC専用商品企画の交渉・推進により、売上・集客の主軸の構成に成功
- ▶ 各種WEB広告の効果測定と継続投下および入れ替え
- ▶ アプリの導入でスマホ時代のCRM活動にシフト
- ▶ SEO対策による自然検索の改善
- ▶ 不正カード購入者の対策実施により、チャージバックをほぼゼロに改善
成 果(2)
YouTubeを活用したWEBマーケティングの推進により、TVCMと雑誌プロモーション一辺倒だった既存マーケティングに変革をもたらした。具体的には、WEBプロモーションとTVCMとの認知度比較を測定し、WEBプロモーションの方が費用対効果が高いことを証明。広告予算のWEBへのシフトを打診し、予算比率を変えることに成功。また、同時にオウンドメディアの開設と育成により、大きな成果を残した。
<具体的な実績>
- ▶ 公式SNSの開設と育成(当時フォロワー数16万人へ、2020年現在38万人)
- ▶ 公式YouTubeチャンネルの育成(当時登録者数40万人へ、2020年現在120万人)
2.イベント事業
- 在任期間2001年4月~2012年9月(12年)
- 最終部門イベント事業部→フィールド企画部
- 最終役職課長職→部長職
- 主な業務以下のとおり
- ● イベント収益事業の企画推進
- ● イベント専用商品の企画開発・製造販売
- ● 業界イベントの企画運営
- ● 出版社イベントの企画運営
- ● 小売店フィールド活動
- ● 新入社員のフィールド業務の管理教育
成 果
店頭販促から得たノウハウにより、制作したプラレールのジオラマを住宅展示場に有料で貸し出すことから、収益ビジネスを発案。その後、「トミカ博」「プラレール博」という巨大収益イベントを立ち上げ、12年間かけて毎年13都市にて80万人の集客を継続開催できるまでに成長させた。(売上は非公開、最終100万人の集客へ)。また、テレビ局との共同事業化により、大量のCMの投下が得られることで、ブランドプロモーションにも寄与した。これらの実績によって、それまで無かったイベントビジネスの仕組みを会社に残すことができた。
後半は、台湾にトミカイベントを誘致し、その後の台湾イベントの礎を築いた。
3.営業部門全般
- 在任期間1989年4月~2001年3月(12年)
- 最終部門東京営業3課→店頭マーケ課
- 最終役職総合職→課長職
- 主な業務以下のとおり
<総合職・主任職時代>(1989年~1998年)
- ● 問屋ルート営業
- ● チェーン本部法人営業
- ● 百貨店販促
- ● 地方営業所営業活動
<係長職時代>(1998年~1999年)
- ● 営業企画課にて全国の販促窓口
- ● カテゴリ別全国販促計画と予算管理
- ● 販促物の企画・制作、全国投入
<課長職時代>(1999年~2001年)
- ● 店頭マーケ課にてキャラクター売場企画提案
- ● 売場コーナーツールの制作と投入
- ● 主婦によるGMSのフィールドマーケティング
成 果
入社直後から中堅時代の成果としては、九州営業所において売上の85%を任され、地方でのチェーン本部商談を実践し、CVS・ホームセンター等に導入するなど、営業成績を上げることに成功。営業日報のレポートにおいても複数回に渡って表彰された。
課長職時代は、本部主導の店頭マーケテイングを任され、営業企画時代に店頭販促で得たノウハウにより、ポケモンやスターウォーズ、トミカ等のブランドによって、全国に展開するキャラクターショップの売場展開を実施した。これによって群での売場獲得を成功させた。
フリーコメント
50代ですが、まだまだ成長したいと考えており、離職中にコーディングを勉強し、自分のホームページを立ち上げられるようになりました。また現在、ECプラットフォームの研究をしつつ、Shopifyというプラットフォームの構築を学んでいます。もう少しスキルを強化して、簡単なカスタマイズ運用もできるよう努力中です。願わくば前職の経験を活かし、EC事業やEC支援業務に携わりたいと考えています。
職務経歴とは関係ありませんが、創作活動が趣味で、noteにアカウントを持ってエッセイやコラムを投稿しています。また、会社のレポートにおまけで付けていたコラムをまとめ、自主出版本を制作したこともあります。社員に200冊以上販売し、現在、STORESに出した店舗で買うことも可能です。ペルー旅行中にアメブロに投稿していた旅行ブログが旅行サイトの目に留まり、ライターにスカウトされたこともあります。そのほか、動画編集も好きなので、就業中は社内の宴会等で披露していました。これら趣味の範囲ですが、EC運用の支援サポートにも活用できますので、期待して頂けると幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。